2013/14シーズン ブンデスリーガを振り返る(1)

全34節が終了し、一部、二部共に入れ替え戦も終了。
2013/14シーズンがこれで完全に終了と相成りました。
シーズン終了の余韻もようやく収まってきたところで、
今シーズンの各チームの戦績と共にシーズンの振り返りをしてみたい。

1位 
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ペップ体制一年目を二冠で飾ったものの、
終盤に失速した感が強いバイエルン・ミュンヘン。
データ上では優秀であるものの、昨年ほどの強さを感じなかったのは確か。
その辺りはペップ自身が感じていたようで、
それはポカール決勝での戦い方の変化に出ているように思う。
独走のままいけるかと思った中盤以降、ペップがチームをいじり始めた結果、
少しずつチームの歯車が狂っていき、最終的にCL準決勝でのホーム、レアル・マドリー戦と
リーガのホームでのドルトムント戦の大敗に繋がった、と思う。
主力に怪我も多く、思ったような布陣を出来なかった面もあるかとは思うが、
それにしても昨季と比べると安定感に若干欠ける部分があった。
来季はペップ自身の監督としての方向性を決めるシーズンになりそうだ。
自身の哲学を頑なに貫くのか、はたまた自身の哲学を上手い具合に他の戦術と融合させていくのか。
個人的に非常に興味深い。

スタジアムに関しては、自身の人気に応えきれないのが玉に瑕となっているように感じる。
常に満員であるものの、1860ミュンヘンと共同で使用している上に構造上増設が不可能。
概観は非常に未来的で美しいものの、その辺りが問題になっている。
しかし、常に満員のこのスタジアムが醸し出す雰囲気は、
リーグ内でも有数の美しい光景であるのは確か。一度は訪れてみたい。

2位
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覇権奪還を狙ったものの、怪我人の続出からベストメンバーを組めず、
中盤付近で失速するも、若手の台頭、新規戦力の融合で勢いを盛り返し、
最終的には2位でフィニッシュ。山あり谷ありの波乱万丈のシーズンを過ごしたBVB。
データを見ると明らかなのだが、アウェイでの勝率が悪かったのが足を引っ張った。
勝ちきれない試合が多かったのが結局、ポイント差という形で出たか。
また、ミキタリアンも初年度から活躍をしたものの、調子の波が激しく、
チームの彼の調子に左右されることが多かったように感じる。
来季への課題はその調子の波をどれだけ小さく出来るか、
調子を落とした際の代替選手を見つけ出せるかだろう。
また、来季はレヴァンドフスキという前線での絶対的な存在を失うだけに、
新規加入となるラモス(とおそらく来るであろうインモービレ)が
どれだけチームにフィットできるかも最大の課題となりそうだ。

スタジアムは常時、8万人以上が集まり、文字通り『黄色い壁』となって相手チームを威嚇し、自チームを鼓舞していた。
この雰囲気は真似のできるものではない。リーグ内でもっとも美しい光景の一つだろう。
ここもまた、訪れたいスタの一つだ。

3位
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序盤はエンジンがかからず、怪我人も続出して中盤では青息吐息だったが、
辛抱強く使い続けた若手選手が中盤以降、ようやくその実力を発揮し始め、
最終的にはなんとかCLストレートインを勝ち取ることに成功。
クレメンスやゴレツカなどの若い才能と
マインツでようやく花開いたストライカー、シャライを獲得するなど、
意欲的な補強をしたものの、なかなかチームにフィットせず、
怪我などでさらに出遅れるという悪循環に陥った。
ただ、シーズン開始後に加入となったケビン・プリンス・ボアテングが大車輪の活躍を見せ、
文字通りシャルケの柱となったのは大きかった。
チームとしてはアウェイでの勝率が低かったものの、
引き分けで勝ち点を稼げたのが大きかった。
(レバクーゼンとの差を生んだのもこれが大きいと思う)
来季の課題は守備陣の再構築が最優先になるのでは、と思われる。
特に内田とへーがーが故障離脱した右サイドの補強に力を注いでいるようで、
国内外を問わず多くの選手に声をかけていると言われている。

ここのスタジアムもまた、忠誠心厚いサポーターに支えられ、
常に青に染まっている。常に6万強が声を大にしてチームを後押しする、
その様子を実際に生で体感してみたい。

4位
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一時は2位に浮上するなど好調だったものの、
戦術を研究されてからは引き出しの少なさが仇となりじりじりと後退、
最終節でなんとかCL圏内である4位を確定させた今季。
新人監督をサポートするコーチ陣も若さゆえの経験不足は否めず、
フロント陣の見通しの甘さが改めて浮き彫りになった感はある。
補強に関しても昨季の課題だった追いかける展開時のパワープレイ要員、
およびキースリングのバックアッパーという問題をクリアできず。
シーズン直前でホッフェンハイムからデルディヨクを獲得したものの、
半年以上実戦から離れており、試合勘の無さから実力を発揮できずじまい。
昨季、不動のスタメンとなったカルバハルをレアル・マドリードが買い戻しオプションを行使したため
空いた右サイドはドナーティとヒルベルトが埋めたものの、
どちらも彼ほどのインパクトは残せなかった。
しかし、終盤にドナーティがようやく実力を発揮し始めたのは明るい話題である。
また、エムレ・チャンが着々とその力を伸ばしたのも嬉しい誤算といえる。
守備的な中盤の選手ではあるが、その才能は攻撃でも遺憾なく発揮されており、
チームに欠かせない戦力になりつつある。
来季はオーストリアリーグで独走優勝を成し遂げたレッドブル・ザルツブルグの監督だったロジャー・シュミット氏を招聘。
シーズン終盤に指揮を取ったサシャ・レヴァンドフスキの路線を踏襲した、
攻撃的なチームになることが予想される。
来季が非常に楽しみな反面、アジア・北欧ツアーで合宿が短くならざるを得ないのが
非常に心配でもある。

スタジアムはこじんまりとしているものの、美しさでは他に引けを取らない。
今季はゴール裏の立見席(応援団席)の位置を改変し、ゴール裏が旗やマフラーで赤く燃えるようになり、
より美しくなった感があった。
3万人強収容のスタジアムと一部では小さめに分類されるものの、
地元を中心としたサポに支えられた応援を一度は体感してほしい。


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レバクーゼンを応援し始めて三季目に突入。

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